日本を代表する影絵作家の常設美術館!「藤城清治美術館 那須高原」
冬の季節に入り、気温も本格的に寒い時期となって参りました。
みなさま、体調お変わりないでしょうか?
本日は、抒情的な影絵作品や絵本の挿絵、こびとやケロヨンなどのかわいらしいキャラクターで知られる藤城清治さんの美術館、「藤城清治美術館」を紹介いたします。
神秘的で美しい世界観の影絵作品はもちろん、鑑賞後に楽しむカフェや、ミュージアムショップも必見です。影絵に興味がおありの方や、美術館デートを楽しみたいカップルの方におすすめの施設様です。
ぜひ最後までチェックしてみてください!
藤城清治さんとは

1924年東京都の出身で、日本を代表する世界的な影絵作家です。1966~70年にTV番組「木馬座アワー」が爆発的人気を呼び、カエルのキャラクター「ケロヨン」は、国民的アイドルとなりました。また影絵劇の評価も高く、世界各国で上演されました。今年(2024年)100歳を迎える藤城清治さんは今もなお、新作を生み出しつづけ、多くの人々に「感動」「夢」「希望」を届けています。

藤城清治美術館 那須高原とは?
影絵原画やデッサンが約200点常時展示されており、アトリエ再現部屋や、お庭にあるチャペルも見どころです。

営業情報
開館時間:9時30分~16時30分 (入館は16時まで)
休館日:火曜日(祝日の場合開館)、年末年始、メンテナンス期間
駐車場:87台(車いす駐車場2台あり)
アクセス
那須ガーデンアウトレットから車で約30分
〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本203
影絵の魅力
藤城清治作品の影絵の魅力…、それは切った線の美しさに加え、影絵をうつしだす光の透き通るような美しさにあります。
影絵の制作では片刃カミソリ、地券紙(厚紙)、カラーフィルターが使用されますが、日本はもちろん世界でも全く類をみない独特な制作方法です。
まず片刃カミソリを使用して紙や照明用のカラーフィルターを切り抜きます。照明用という点に、影絵舞台やテレビ業界に身を置いてきた藤城さんのバックグラウンドが垣間見えます。そして切り抜いたり削ったりしたものを張り合わせ、裏側からライトをあててできるのが藤城さんの影絵です。様々な色のカラーフィルター重ねることで、複雑な色と陰影を生み出しています。
「魔法の森に燃える再生の炎」

横6m、高さ2.3mの巨大影絵作品で、この美術館設立時に制作されています。水面と鏡に無限に広がる宇宙のような空間は圧巻の見ごたえです。
アトリエ再現部屋

藤城さんのアトリエの様子が再現されていて、実際に使用した道具や家具を見ることができます。作品を見るだけでは分からない、制作の裏側がのぞけます!
施設紹介
※カフェ、ミュージアムショップ、チャペルの利用は入館者のみ
カフェ

お庭が一望できるカフェでは、藤城さんオリジナルデザインのこびとチェアに座りながら鑑賞後のひとときをゆっくりと過ごせます。
※営業時間 10:30~14:30(ラストオーダー)
ミュージアムショップ

オリジナルのクリアファイル、マスキングテープなど、常設美術館ならではのグッズが並んでいます。ポストカードは約300種類あり、何を買うか迷ってしまいます!
チャペル



藤城さんのこだわりが随所に詰まったチャペルです。特殊な技法が使用されたステンドグラスや手割りのレンガは、優れた日本の職人たちによって作られています。9時30分、12時、16時になるチャペルの音は、藤城さんが実際にヨーロッパで聞いた沢山の鐘の音のなかから選ばれました。チャペルを利用して結婚式を挙げることもできるそう。
まとめ
今回、「藤城清治美術館 那須高原」を紹介させていただきました!
時には芸術に触れてみるのも良し。那須高原の四季の彩りを観に行くのもよし。那須にお越しになられた際は、唯一無二の影絵美術館にぜひ立ち寄られてはいかがでしょうか?
※本記事の情報は施設関係者様からご掲載の許可をいただいております。
藤城清治美術館 那須高原
扉を開けると 幸せを呼ぶ 光の世界へ
光と影の芸術を80年以上追い求め、今もなお進化をし続ける光の芸術人、藤城清治氏。珠玉の代表作と最新作が集められた常設美術館。
住所 | 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本203 |
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電話番号 | 0287-74-2581 |