ENJOY NASU那須を楽しむ

那須を楽しむ

夏いちご、冬いちごなどの果物や野菜も採れるフルーツパーク森の風をご紹介!

みなさん、那須の中で、いちご狩りを夏の間もする事ができる場所をご存知ですか?
2020年7月にOPENした「那須みやびの里 フルーツパーク森の風」(以下:フルーツパーク森の風)では、冬いちご(12月下旬〜5月ごろ)、夏いちご(7月〜12月上旬ごろ)を栽培しており、ほぼ、一年を通していちご狩りができる施設となっています。
そしてフルーツパーク森の風ではホテル森の風の中にあり、宿泊された方、されてない方、どちらも楽しめる観光スポットとなっています。今回はそんな「フルーツパーク森の風」をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

夏いちご

※この記事は9月に取材したものを元に作成されています。
※収穫については植物の状況によってはお断りする際もございますので、収穫体験前にはお問い合わせいただくことをお勧め致します。

INDEX

那須みやびの里 フルーツパーク森の風

 所要時間:那須ガーデンアウトレットから車で約20分 

フルーツパーク森の風はホテル森の風の同じ敷地内にできたパークになります。

ホテル森の風の門を抜けると、左と右の別れ道がありますが、左の方へ向かうとフルーツパーク森の風の駐車場に到着します。

フルーツパーク森の風 アクセス

〒325-0302 栃木県那須郡那須町高久丙1179-2
TEL.0287-73-5571

住所は上になりますが、新しい施設のためカーナビでは以下の住所で登録しても行くことができます。
【カーナビ登録用住所】栃木県那須郡那須町高久丙1185-2

受付(喫茶店)

到着したら、こちらの建物で受付します。

レンガ風のデザインでかわいらしい建物になっています。こちらの建物は受付だけではなく、カフェもされているということで、いちごのデザートやコーンスープなどゆっくり休憩できるカフェとなっていますので、フルーツ狩りをしない方でもカフェとしてご利用可能です。フルーツや野菜などはパーク内で採られたものを使用しているそうなので、美味しいデザートやお料理を堪能してくださいね。

ネットからの申し込みも可能

フルーツパーク森の風の体験をするには直接受付も可能ですが、予約専用サイトでも、摘みたていちごをデザートにトッピングするプランがあり、そちらでもイチゴの摘み取り体験ができます。

お部屋の内装も可愛らしく、太陽の光をいっぱい感じるナチュラルテイストのカフェとなっています。

那須の自然の中にあるカフェなので、森の中のカフェといった感じで、鳥のさえずりなども聞こえてきます。カフェの吹き抜けがさらに開放感を感じさせます。

取材を行った時期はちょうど夏いちごが採れる時期だったので、少しだけ夏いちご狩りを体験させていただきました。
夏いちご狩りは以下のようになっています。

いちご狩りの料金について

料金は時間制ではなく、採れた分だけの料金になっています。
入場:無料
計り売り:100g / 750円(税込)

※収穫については植物の状況によってはお断りする際もございますので、収穫体験前にはお問い合わせいただくことをお勧め致します。

右手前がカフェと農園の出入り口

料金は採れた分だけとなっていますので、ゆっくり食べることができるのが嬉しいですね。
それでは、先程のカフェの中で、受付を済ませたあとは、カフェの奥の扉から直接農園へ向かいます。

上の写真の手前側が夏いちご栽培のいちごハウスになります。奥側は冬いちごハウスとのことです。

夏いちごハウスに入ると綺麗な緑が目に入ってきました。この日は陽の光も綺麗に入り、緑も生き生きしてるように感じます。こちらのハウスはガラス張りになっていて、太陽の光をいっぱいに浴びれるような仕組みになっているとのことです。

今年は夏いちごを2種類育てているとのことで、「夏実」と「なつあかり」を摘み取ることができます。

夏実

すでに赤い実やこれから赤くなりそうな実など様々なカラーのいちごがあって、可愛らしいです。一番赤いいちごを探して摘み取りしてみてくださいね。

摘み取りの際は感染症予防としてこちらのグローブをご使用ください。
なつあかりは比較的実が柔らかいため、摘み取りが不慣れの方のためにハサミをご用意してくださっているそうです。小さいお子様が使用される場合は保護者の方と一緒にご使用くださいね。

「夏実」について

先ほど、少し種類についてお伝えしましたが、1つ目の種類が「夏実」になります。
夏実は昔ながらのいちごの味といった感じで、甘みと酸味が一緒に味わえるいちごです。さっぱりとした味なので、何個でもぱくぱくと食べられる爽やかないちごです。

「なつあかり」について

2種目は「なつあかり」になります。
こちらは糖度が魅力なイチゴになります。夏のいちごは基本的に糖度が出ないとされているそうですが、このなつあかりはいちごを口元に持ってきた時から、甘いハニーのような香りを感じます。実も柔らかく、一口食べた瞬間に甘みを感じるので、酸味が苦手な方やお子様にも好かれるいちごかと思います。

いちごハウスについて

いちごハウスはこのハウスの中で蜂を飼っていて、その蜂がいちごを実らせてくれているそうです。蜂にもこだわりがあり、ミツバチですと雨の日など活動をしてくれないことが多いそうなのですが、この年はお天気に左右されないように「クロマルハナバチ」という蜂を飼って、いちごの実りがお天気に左右されないよう工夫しておりました。
そして、いちごの株も一株一株スタッフの手作業で行っており、時間をかけて栽培しています。

また、冬でも栽培できるように暖房を設けているそうで、寒い時期でもいちごを栽培するための工夫をしています。

奥のオレンジの煙突などが暖房機材になります

自然の力、人の力、機械などの設備を利用して「機械」と「昔ながら」のハイブリッドで生産されているそうで、フルーツパーク森の風のスタッフのみなさんの想いが込められたいちごとなっています。ぜひ、そんな想いが込められたいちごを堪能してみてくださいね。

いちご狩りの後はカフェでデザートを!

いちご狩りを終えた後は、カフェでゆっくりするのもおすすめです!今回はいちごを使ったおすすめデザートを紹介してくださいました。

※値段は変動する場合がございます。
生いちごジェラート 550円
※値段は変動する場合がございます。

まず1品目が「生いちごジェラート」になります。こちらは摘み取ったいちごをそのままバニラアイスクリームに練り込んでくれるそうで、自分で採ったフレッシュな摘みたていちごを味わえるとても贅沢な一品です。自分のお気に入りのいちごを厳選して3粒ほど入れられるそうなので、お子様や観光の方に喜ばれ体験型デザートとなっています。

生いちごジェラート

生いちごジェラートはしっかりと練り込んであるため、いちごがしゃりしゃりになっていて冷たくて暑い日にぴったりです。バニラもいちごの甘さを潰さない甘すぎないバニラアイスなのですが、濃厚でスプーンですくった際にむっちりとしています。

円
いちごのスムージー 650円
※値段は変動する場合がございます。

お次が2品目の「いちごのスムージー」になります。こちらは冷凍いちごとバニラアイスクリームそして可愛らしい生いちごが乗ったスムージーになります。スムージーだけで飲んでもOK!バニラアイスクリームと混ぜて飲んでもOK!な2度3度楽しいスムージーとなっています。スムージーだけで味わうと爽やかな酸味といちごの甘味を感じスルスルと飲んでしまえます。

こちらのスムージーはレモンやヒミツの特製いちごソースも加わっているそうで、特別な味わいとなっています。もちろんいちごはフルーツパーク森の風で採れたものになります♪

バニラアイスクリームは先ほどの「生いちごジェラート」とは違った種類のアイスを使っているそうで、こだわりが伺えますね。こちらのアイスは「生いちごジェラート」よりもクリーミーな印象で、混ぜるといちごの練乳の役割のような甘さが感じられました。

いくつかのメニューをご家族やお友達、カップルでシェアして食べるのもいいですね♪

いちご以外のメニューも♪

アイスもいいですが、甘いものより食事系もいただきたいという方はコーンスープやかぼちゃスープといったお野菜を使ったメニューもおすすめです。こちらの写真は新作の「かぼちゃのスープ(仮名)」ということで、出来立てほやほやの新メニューを頂きました。濃厚なかぼちゃの風味とモッタリとしたスープの厚みがベストマッチされたスープです。塩見もちょうどよく、飲み干すのがもったいないと思えるスープでした。

こちらは期間限定のメニューですので、かぼちゃスープのメニューを見つけた際は注文してみてくださいね。

ハーブの一種
農場で採れたハーブの一種、ディル

かぼちゃ以外にもコーンスープなどもありますので、そちらもお楽しみいただけます。また、かぼちゃスープの上のハーブや、いちごのデザートに乗っていたミントなども農場で育ったハーブということで、そちらもお食事の際は注目して楽しんでみてくださいね。

カフェの中では「ほおずき」など採れたモノを購入することも可能です。

食用のほおずきは食べたことがなかったのですが、今回初めて食べさせていただきました。トマトのような食感でありつつ、少しびわにも似た様な甘さがあり、初めての味に出会い感動しました。甘くて美味しいのでお土産に買うのもおすすめですね。

初めてほおずきを食べるという方のために、1粒から売られていますので、味見として頂いてみるのもおすすめ。

その他、お土産としては農場で採れた「いちごのジャム」、そして珍しい「とうもろこしのジャム」など置いていますので、こちらもおすすめです。いちごのジャムはナチュラルで甘さが優しいジャムです。トーストに付けてもよし、ヨーグルトにかけても良しな万能ジャムです。とうもろこしのジャムはほんのりと甘く、そのままスプーンですくって食べても美味しかったです。アレンジもできて、例えば塩、コンソメを少し入れて、ミルクを足すとコーンスープも作ることができました。

ブルーベリー園

いちごをメインに紹介してきましたが、フルーツパーク森の風ではいちご意外にもブルーベリーを摘み取ることができます。
取材時は時期がずれていましたが、7月〜8月あたりで摘み取りできますので、シーズンになった際はブルーベリー狩りを楽しんでくださいね。

取材時も少しだけなっている木がありましたが、大きめの実もなっていたので、次のシーズンが待ち遠しいですね。

ブルーベリー園はブルーベリーがなくなっても、お散歩するのにもおすすめとのことです。

秋の時期になると、ブルーベリーの木やブルーベリー園の周りの木が赤く染まり、紅葉を楽しむことができます。ホテルにお泊まりになっている方、宿泊されてない方もお散歩することができるそうなので、スタッフの方へお声がけくださいね。

ブルーベリー園付近の木も紅葉に

これからの計画について

フルーツパーク森の風を紹介させていただきましたが、今回快く取材を受けてくださったのは、農園・農場を管理している川又さんになります。川又さんは学生時代に農業を専攻されていたそうで、農業に詳しい方です。いちごはもちろん全ての作物に携わっており、フルーツパークの今後をアシストする役目を担っています。今回は川又さん、そして館長にもお話を伺ってきましたので、今後のフルーツパーク森の風のお話なども紹介させていただきます。

フルーツパーク森の風 川又さん

お二人のお話によると、フルーツパーク森の風では今後の計画として、3つの農場を開放し、収穫を楽しめるような観光スポットを目指しているそうです。1つ目の農場は主に観光として楽しんでもらえる「観光果樹園」。2つ目、3つ目は大きな敷地で、果物野菜などを収穫できるよう「第2農場」、「第3農場」を設けているそうです。

ぶどう園は現在準備中 開放が楽しみなところ

「観光果樹園」は先ほど触れたいちごや、ブルーベリーといった摘み取りが可能な果物に加え「ぶどう」や「りんご」も収穫できるようにしていくということです。ぶどう園とりんご園は現在準備中で、ぶどうは主にシャインマスカットを、りんごは様々な種類を栽培しているそうです。栽培方法は「根域制限栽培(こんいきせいげんさいばい)」ということで、この方法を採ることで通常よりも成長が早くなるそうです。早ければ、2、3年後には摘み取りも可能になるということで、今後の楽しみとなっております。

そして第2農場では今年はトウモロコシ、さつまいも、ブルーベリーを栽培しているそうです。さつまいも以外はすでに収穫されたそうで、収穫されたものは冷凍され、カフェのメニューの食材や加工食品になります。

第3農場では、かぼちゃ、ほおずき、さつまいもなどが栽培されていて、こちらもさつまいも以外は収穫済みとのことです。

第2農場、第3農場へ

ぶどう園があった観光果樹園から離れ、第2農場へ向かうため川又さんに案内してもらいました。

第2、第3農場は観光果樹園から少し離れており、自然をたっぷりと感じる雰囲気です。第2、第3農場へは車を乗って、この小道から入ってきました。鳥の声、虫の音が聞こえ、大自然を感じることができるので山を知らないお子様などにとっては印象的な経験になるかと思います。

そして今回は特別に試作している農場も案内していただきました。上の写真はオクラになります。オクラはまだ試作段階ということですが、もしかしたら今後はオクラの摘み取りも可能になるかもしれませんね。

そしてこちらの上の写真は「赤オクラ」だそうです。赤オクラ自体をスーパーなどでみたことがなかったので、珍しい色のオクラにびっくりしました。こちらも試作段階のお野菜ということで、今後の摘み取りの種類として仲間入りした際は食べてみたいお野菜です。

第2農場の遊歩道

第2農場には遊歩道があり、こちらもお散歩として歩くことが可能となっているそうです。

遊歩道で奥の農場まで歩いていけます。ここも見晴らしがいいので、緑と空、そしてホテル森の風を望めます。
この遊歩道はホテルにもつながっていて、たまに、お散歩がてら宿泊されたお客様が歩かれる事もあるそうです。

そして、奥まで歩いていくと、さつまいも畑があります。さつまいも畑は10月中旬ごろから収穫予定との事ですので、秋の味覚を狩りにフルーツパーク森の風へ足を運んでみてくださいね。

取材時に少しだけ掘り返していただきましたが、すでに13cm~15cm程のさつまいもが育っていました。
収穫まではもう少しかかるとのことですので、10月ごろには大きなサツマイモが採れるかもしれませんね。

次に第3農場へ向かいます。車でさらに奥に進むと第3農場になります。第3農場ではカボチャやぶどうなどが植えられていました。

育成中のぶどう園

かぼちゃはすでに収穫時期が終わっていますが、少しだけ「坊ちゃんかぼちゃ」と呼ばれるかぼちゃが実をつけていました。小さいかぼちゃの品種なので、「坊ちゃんかぼちゃ」と呼ばれているそうです。かぼちゃは8月下旬から9月上旬ということなので、シーズンを狙って収穫してみてくださいね。

ころんと丸い「坊ちゃんかぼちゃ」

晴れた日には、かぼちゃ畑がある第3農場からは山が見えます。

第3農場から見える山

広々とした農場と、横に広がる山の景色の中、かぼちゃの収穫を楽しめるので、収穫だけでなく景色も楽しんでいただけると思います。

今回は「那須みやびの里 フルーツパーク森の風」を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
現在フルーツパーク森の風では、様々なフルーツやお野菜を育てており、今後の計画のためにスタッフの方々が色々と工夫をし植物を育んでいました。今後の予定などは公式ホームページで確認できますので、興味のある方はそちらでもご確認くださいね。
また、フルーツパーク森の風にある「ホテル森の風」でもホテルのご予約もできるそうなので、ホテルも合わせて旅行のプランを考えるのもおすすめです。
これから本格的な秋となりますが、そんな収穫の秋に自然とふれあいながら、「那須みやびの里 フルーツパーク森の風」で新鮮なフルーツ、お野菜をいただいて秋を楽しんでみませんか?

※本記事の情報は関係者さまからご掲載の許可をいただいております。